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アイテム
音楽大学の演奏グループレッスンにおける思考力育成の取り組み
https://kunion.repo.nii.ac.jp/records/2045
https://kunion.repo.nii.ac.jp/records/204532dfcd8f-107c-44c2-99a9-cdec6e0cdeac
Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2018-06-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 音楽大学の演奏グループレッスンにおける思考力育成の取り組み | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | How Do Music Teachers Develop Students' Cognitive Processes in Music College? | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 思考力, 認知プロセス, ブルームの改訂版教育目標, 音楽実技, 声楽, ピアノ | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
著者 |
中西, 千春
× 中西, 千春× 本島, 阿佐子× 堀江, 志磨× 進藤, 郁子× 蔭山, 真美子× Nakanishi, Chiharu× Motojima, Asako× Horie, Shima× Shindo, Yuko× Kageyama, Mamiko |
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抄録 | ||||||
内容記述 | 本研究の目的は,音楽大学の演奏系教師が自らのグループレッスンについて,3つの指標から分析・可視化し,その実態を解明することである。国立音楽大学に勤務する声楽教師(専任3名,非常勤11名)とピアノ教師(専任2名,非常勤5名)の計21名が,各自のレッスンを書き起こし,そのデータを見ながら,学生の思考に対する働きかけを,ブルームのタキソノミー改訂版の6つの認知プロセス領域(Remember・Understand・Apply・Analyze・Evaluate・Create)のカテゴリーを使って分析した。のべ65時間44分54秒のレッスン研究の結果,教師は90分中35分(37.5%)も話していることがわかり,教師が何をどのように話すかはとても重要であることが示された。教師の発話総数(564.5回)中,思考プロセスへの働きかけは135.2回(23.8%)であり,そのうち,指示(144.5回:25.6%),説明(107.8回:19.1%),発問(46.5回:8.2%)の順に多かった。教師の発問の少なさから,学生が思考を求められる発話の機会が少ないことがわかった。また,教師の学生への認知プロセスへの働きかけでは,ApplyとAnalyzeとUnderstandへの比率は高いが,演奏で本来もっとも重要なCreateへの比率が非常に低いことがわかった。本研究に参加した教師は,自らのグループレッスンを共通の指標から見ることで,レッスン改善の糸口を得た。本研究のアプローチと分析・考察方法をFDのひとつとして提案する。 | |||||
書誌情報 |
研究紀要 en : Kunitachi College of Music journal 巻 52, p. 373-373, 発行日 2018-03-31 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 国立音楽大学 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子 | 02885492 |