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  1. 音楽研究 : 大学院研究年報
  2. 23

ショパンのぺダリングにおける美の様式 : 《24の前奏曲》作品28-1、2、13番の分析による実践的研究

https://kunion.repo.nii.ac.jp/records/474
https://kunion.repo.nii.ac.jp/records/474
1e24d27f-5883-4aac-b4ea-57c062131d50
Item type [ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2017-02-22
タイトル
タイトル ショパンのぺダリングにおける美の様式 : 《24の前奏曲》作品28-1、2、13番の分析による実践的研究
言語 ja
タイトル
タイトル The Style of Aesthetics on Chopin's Pedaling : A Practical Study by the Analysis of 24 Preludes Op.28 No.1, 2 and 13
言語 en
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
アクセス権
アクセス権 metadata only access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_14cb
雑誌書誌ID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AN00034564
論文名よみ
タイトル ショパン ノ ペダリング ニオケル ビ ノ ヨウシキ 24 ノ ゼンソウキョク サクヒン 28-1 2 13バン ノ ブンセキ ニヨル ジッセンテキ ケンキュウ
著者 加藤, 一郎

× 加藤, 一郎

加藤, 一郎

ja-Kana カトウ, イチロウ

Search repository
Kato, Ichiro

× Kato, Ichiro

en Kato, Ichiro

Search repository
著者所属(日)
国立音楽大学
著者所属(英)
en
Kunitachi College of Music
抄録(日)
内容記述タイプ Other
内容記述 初期ロマン派の時代に、ピアノ音楽の分野で独自の芸術的境地を打ち立てたフレデリック・ショパン(Frederick Chopin 1810~49年)は、ピアノのペダリングにおいても新たな地平を切り開いた。本研究は、ショパンの《24の前奏曲》作品28-1, 2及び13の自筆譜を資料とし、彼のペダリングについて考察したものである。ピアノのペダルの基本的な用い方は、バスでペダルを踏み、非和声音の前でそれを上げる方法であり、ショパンも基本的にはこの方法に従った。しかし、彼は、個々の曲の音楽的内容に応じ、より多様な方法でペダルを用いていた。《24の前奏曲》作品28の第1番ハ長調は一定のモチーフの反復からなるが、ショパンは曲の頂点や再現部の前、或いはコーダでペダルを短縮し、響きを抑制していた。これは、主観的な表現を避け、古典的な形式感を尊重すると共に、この前奏曲集の後続の曲に音楽的な発展の可能性を残す内容となっている。こうした方法は、表現の抑制によって詩性の美学を浮かび上がらせるものと言える。また、同第2番イ短調には、ペダルの指示が一つしか記されておらず、それはコーダの前で響きを暈し、影を落とすような内容となっていた。この一つのペダルは、暗く、深いこの曲の詩的想念と結びつき、あたかも死の世界を暗示するような存在となっている。これに対し、この前奏曲集の中程に位置する第13番嬰ヘ長調は明るい響きを持ち、この曲の前半では、ペダルによってフレーズの頂点に充実した響きと色彩を与え、フレーズに呼吸を生み出していた。また、この曲の後半では、主旋律の上に付加された声部に対応してペダルが用いられており、倍音を増幅させるような効果を生み出していた。これらは、ショパンのペダリングとベル・カントとの関連を示すものである。ショパンのペダリングは、多彩な方法によって個々の作品の芸術的内容を鮮明に描き出し、この前奏曲集においては、曲集全体の構成とも関係していた。本研究では、こうした考察を経て様々な示唆を得ることが出来た。特に、第1番のペダルの短縮は、エキエル版やペータースの新批判版等の最新の原典版にも充分に反映されておらず、ペダリングによる響きの抑制という新たな概念を提示することになった。この点は、ピアノのペダリングを考える上で重要な問題となろう。また、第2番で一つだけ記されたペダルのシンボリックな意味や、第13番に見られたペダルのベル・カント的な表現効果など、有益な知見が得られた。ショパンのペダリングは彼が愛用したプレイエル・ピアノの軽く、透明な響きを源泉とするものであるが、本研究によって、新たな視点から、彼の芸術的思考の一端に光を与えることが出来た。
書誌情報 音楽研究 : 大学院研究年報

巻 23, p. 1-16, 発行日 2011-03-31
表示順
内容記述タイプ Other
内容記述 1
アクセション番号
内容記述タイプ Other
内容記述 KJ00006976759
ISSN
収録物識別子タイプ ISSN
収録物識別子 02894807
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