Item type |
紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) |
公開日 |
2022-06-08 |
タイトル |
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タイトル |
「ヤング・ピープルズ・コンサート」の基本理念 : Leonard Bernstein and His Young People's Concerts (Alicia Kopfstein-Penk)の解題を中心に |
タイトル |
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タイトル |
Basic Principles of “Young People’s Concerts” |
言語 |
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言語 |
jpn |
キーワード |
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主題 |
ヤング・ピープルズ・コンサート, バーンスタイン, 鑑賞教育 |
資源タイプ |
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資源タイプ |
departmental bulletin paper |
ID登録 |
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ID登録 |
10.20675/00002493 |
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ID登録タイプ |
JaLC |
著者 |
瀧川, 淳
鶴岡, 翔太
稲生, 涼子
時得, 里彩
津田, 正之
Takikawa, Jun
Tsuruoka, Shota
Ino, Ryoko
Tokie, Risa
Tsuda, Masayuki
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抄録 |
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内容記述タイプ |
Abstract |
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内容記述 |
本研究ノートは,レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein, 1918 - 1990)の「ヤング・ピープルズ・コンサート」(以下,YPCと略記)における音楽鑑賞の基本理念を改めて包括的に捉えるためのものである。 アリシア・コプシュタイン=ペンク(Alicia Kopfstein-Penk)著『レナード・バーンスタインと彼のヤング・ピープルズ・コンサート』(Rowman & Littlefield Publishers, Inc.,2015)は,YPCを研究テーマとした彼女の博士論文を基にしており,YPCに関する最新の包括的な研究と認められる。国立音楽大学大学院博士後期課程音楽教育学研究領域の自主ゼミでは,2021年度前期から本書を輪読している。本研究ノートは,その途中成果として,YPCの基本情報やYPCに対するバーンスタインの基本理念を知ることのできる「第1章 YPCの背景」,「第2章 さまざまな決定 ― 番組テーマ,曲と演奏者」,「第8章 アメリカ音楽の支持者」を抄訳で紹介した。また「おわりに」では,バーンスタインの基本理念と現在の日本の音楽教育との親和性について述べた。なお,今回提示した3章の内容は以下の通りである。 「第1章 YPCの背景」では,1958年から1972年まで続いたYPCの制作プロセスの概要が明らかにされる。バーンスタインが番組を構想する際に,どのような理念とプロセスで台本が執筆され,またそこにどのような人物たちが関わったかの詳細が記されている。 「第2章 様々な決定 ―番組テーマ,曲と演奏者」では,第1章をより掘り下げて,3つの視点からバーンスタインの番組構成について考察している。バーンスタインは「純粋に音楽的意味」を伝える大切さを認識しつつ,そのためにはそれと「音楽に関係ないこと」とのバランスが重要であることを指摘している。また,身近な人やニューヨーク・フィルハーモニック内外の音楽イベントから番組構成のアイデアを得ていたことが強調される。さらに,バーンスタインが番組テーマを決定する際のプロセスも丁寧に描き出されている。 「第8章 アメリカ音楽の支持者」では,YPCの番組構成をアメリカ音楽という視点から考察している。コプシュタイン=ペンクは,バーンスタインが人生の大半をアメリカ音楽に捧げたと言う。それはハーバード大学に提出した卒業論文に始まるとして,その内容を詳説し,それから約20年後のYPCにおけるアメリカ音楽の扱い方とを比較検討している。またYPCの中で特別な存在であったコープランドとアイヴスについて,彼らがどのように取り上げられたのかについて考察している。 |
書誌情報 |
音楽研究 : 大学院研究年報
en : Ongaku Kenkyu : Journal of Graduate School, Kunitachi College of Music
巻 34,
p. 217-232,
発行日 2022-03-31
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出版者 |
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出版者 |
国立音楽大学大学院 |
ISSN |
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収録物識別子タイプ |
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収録物識別子 |
02894807 |