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1837年マインツのグーテンベルク祭とその政治的・宗教的コノテーション : オラトリオ演奏の「場」に関する事例研究
https://doi.org/10.20675/00002554
https://doi.org/10.20675/00002554ad3c417b-d91f-454e-8e1c-9208ea3a1d51
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2023-05-12 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 1837年マインツのグーテンベルク祭とその政治的・宗教的コノテーション : オラトリオ演奏の「場」に関する事例研究 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Die religiöse und politische Konnotation des Gutenbergfestes 1837 in Mainz : eine Fallstudie des Aufführungsortes von den Oratorien | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題 | マインツ, グーテンベルク, 宗教改革, リベラル・ナショナリズム, 音楽祭 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.20675/00002554 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
瀬尾, 文子
× 瀬尾, 文子× Seo, Fumiko |
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抄録 | ||||||
内容記述 | 1837年8月14日から三日間、マインツでは地元市民の誇る印刷術発明者を称えるグーテンベルク祭が華々しく開催された。祭の核は初めて公の場に置かれる記念碑の除幕式だったが、大聖堂でのミサや行列、オラトリオ演奏や軍楽コンサート、ライン川岸での競技など、多彩なプログラムが盛り込まれた。その実態を詳細に見ていくと、祭の高揚した空気を作り上げている多層的なイデオロギーが浮かび上がってくる。すなわち、グーテンベルクを「革命の祖」と捉えるリベラリズム、郷土愛や市民共同体の団結を謳うナショナリズム、そして、グーテンベルクを「光の証人」洗礼者ヨハネになぞらえる宗教思想である。「聖なるかな」の直後に大砲の鳴り響く《テ・デウム》に対しては冷めた見方もあったが、聖俗混交するこの祭の意味合いに疑念を呈する者はいなかった。その要因は、祭のアマルガム的性格と普遍的志向にあると考えられる。 | |||||
書誌情報 |
研究紀要 en : Kunitachi College of Music journal 巻 57, p. 75-86, 発行日 2023-03-31 |
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年次 | ||||||
年次 | 2022 | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 国立音楽大学 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子 | 02885492 |