@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00002462, author = {末松, 淑美 and Suematsu, Yoshimi}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {「言語使用の三層モデル」では、話者を「公的自己」と「私的自己」の2つの側面に分け、さらに認知から言語化までのプロセスに「状況把握」「状況報告」「対人関係」という3つの層を設け、話者の認知的視点の違いを説明する。この三層の組み合わせと、話者の二側面、そして直示的中心の位置によって、さらに話者の認知的内面に深く入り込んで言語現象の違いを説明する。このモデルを利用した英語・日本語の話法の助動詞の分析を参考に、ドイツ語müssenとオランダ語moetenの言語使用のうち、意味の周辺領域で差異の認められるケースの分析を試みた。その結果、müssenに比べてmoetenは、意味解釈のさい、「対人関係層」、つまり場面関与者の心理的・社会的関係により影響されるという傾向が見えた。また、話者の直示的中心に関しても、「公的自己」と「私的自己」のいずれかにあるのではなく、その中間地点もありうる可能性が見えてきた。}, pages = {69--80}, title = {ドイツ語・オランダ語話法助動詞と言語使用の三層モデル}, volume = {56}, year = {2022}, yomi = {スエマツ, ヨシミ} }