@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00002367, author = {森田, 華奈子 and Morita, Kanako}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {16世紀初頭より、イタリアでは主に書き言葉に関してどのような言語を用いるべきかという議論が盛んに行われた。印刷技術の向上と相まって、北イタリアを中心に言語に関する著作が多数出版された。本稿で取り上げるのは、1800年代末まで続く「言語問題」の序盤に出版された(あるいは当時は未刊であった)文法書である。その中でも後世に最も強い影響力を及ぼしたのが、ピエトロ・ベンボによるProse della volgar lingua『俗語をめぐる散文』であった。全編を通じて対話形式で綴られるこの作品は同時代の他の作品と比べても、いわゆる教科書的な文法書の体裁とは距離を置いたものである。数ある文法書の中でこの作品が広く受け入れられた要因は複数の視点から見るべきだが、本稿においてはベンボによって構築された独創的な文法体系のうちの「条件法」をキーワードとして、他の作品と比べながらその差異を明確にしていく。}, pages = {173--181}, title = {16世紀イタリア文法における条件法の扱い}, volume = {55}, year = {2021}, yomi = {モリタ, カナコ} }