@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00002226, author = {友利, 修 and Tomori, Osamu}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {W. A. モーツァルトのピアノ独奏のための変奏曲《〈リゾンは森で眠っていた〉による9つの変奏曲》K. 264 (315d) はニコラ・ドゥゼードのオペラ・コミック《ジュリー》中の歌〈リゾンは森で眠っていた〉の主題によっているが、元歌の歌詞や、その歌が原作の劇の中に置かれた文脈、劇の上演史、元歌の独立した受容についてはこれまでほとんど注目されてこなかった。本稿では《ジュリー》の台本と総譜を調査し、元歌曲が劇の筋書きとは無関係の「ロマンス」として提示されていたことを示し、第3節までの歌詞とその翻訳、原作の総譜からの旋律を示した。また、歌としての〈リゾンは森で眠っていた〉の受容について、これが19世紀半ばまで多数の替え歌となって伝承されていたことを示し、その伝承がモーツァルトの変奏曲とは独立の生命を持ったものであることについて論じた。最後に、この旋律を原作の文脈に置くことが、モーツァルトのピアノ曲の解釈に及ぼす可能性について示唆した。}, pages = {103--114}, title = {「リゾンは森で眠っていた」の二つの伝承 : フランスの大衆歌とモーツァルトの《〈リゾンは森で眠っていた〉による9つの変奏曲》K. 264 (315d) と}, volume = {54}, year = {2020}, yomi = {トモリ, オサム} }