@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00002223, author = {末松, 淑美 and Suematsu, Yoshimi}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {ドイツ語müssenとオランダ語moetenという同語源の話法の助動詞は、いずれも義務や必然を意味するが、主語や話者の意志が発話に含まれると、両語の違いが見えてくる。たとえば、話者から聞き手にmoetenを使って話すとき、要求を表すこともあるが、個人的な助言を表し、müssenよりも柔らかい意味になる。いっぽうオランダ語moetenは、主語の意志に由来する(intrasubjektiv-volitiv)モダリティを表すことができるが、ドイツ語müssenはむしろ意志とは関係のない必然的状況を背景にする。本稿では、ロナルド・W・ラネカーの認知モデルを使って、müssenとmoetenの概念の違いを視覚的に表現することを試みた。その結果、発話場面に参与する人や、言語表現の話し手・聞き手の認識の経路やネットワークについては表現できるが、必然的状況と人の意志との違いなど、モダリティの質的差異を表現するには適していなかった。}, pages = {67--77}, title = {Langackerの認知モデルにおける主語および話者の意志}, volume = {54}, year = {2020}, yomi = {スエマツ, ヨシミ} }