@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00002137, author = {劉, 潤 and Liu, Run}, journal = {音楽研究 : 大学院研究年報, Ongaku Kenkyu : Journal of Graduate School, Kunitachi College of Music}, month = {Mar}, note = {本論の目的は、昭和戦前期の関東州・大連放送局における1935~36年の日本流行歌レコード放送の実態を考察する上で、この時期の日本統治下にあった大連放送局において施行された日本流行歌レコードの放送「政策」を見出し、さらにその社会的要因及び影響を解いていくことである。 本研究ではまず、満洲電信電話株式会社(以下は満洲電電)によって発行された『満洲電電業務資料』などの一次資料によって、満洲電電の管理階層、或いは当時大連社会のエリート階層において、慰安放送における態度や基本的な考え方を見出す。また、当時の満洲で発行された新聞『満洲日日新聞』などに掲載されるラジオ欄の放送番組表により、戦前に於ける番組掲載の充実している1935年6月から36年2月にかけて、大連放送局からレコードで放送された流行歌について、放送実態を分析することで、この時期に於ける関東州・大連放送局の日本流行歌レコード放送に関する実際の放送方針、つまり、大連放送局における日本流行歌レコードの「放送政策」を抽出する。なお、管理階層の慰安放送に対する見方と実際の日本流行歌レコードの「放送政策」との相違点、或いは矛盾を見出し、大連社会の聴衆構成の分析を通して、この「政策」 を形成した社会的要因及び、この放送政策下の関東州・大連放送局の日本流行歌レコードの放送が、満洲国建設にどのような効果を発揮して、大連社会に影響を与えたのかについて考察する。}, pages = {195--215}, title = {1935~36年の関東州・大連放送局による日本流行歌レコードの放送 : その「政策」と社会的要因及び影響について}, volume = {31}, year = {2019}, yomi = {リュウ, ジュン} }