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  1. 音楽研究 : 大学院研究年報
  2. 36

J. F. クラインクネヒト《フルートとチェンバロまたはチェロのための6つの室内ソナタ》 Op.1 第6番 第1楽章における修辞学的性格に基づく形式分析 : 3つの先行研究における音楽様式の解釈と音楽形式の分析の比較を通して

https://doi.org/10.20675/0002000534
https://doi.org/10.20675/0002000534
fe2021e8-1930-40f6-bd26-2e6d4917c4ca
名前 / ファイル ライセンス アクション
D36_235_Kurihara.pdf D36_235_Kurihara.pdf (1.6 MB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2024-06-01
タイトル
タイトル J. F. クラインクネヒト《フルートとチェンバロまたはチェロのための6つの室内ソナタ》 Op.1 第6番 第1楽章における修辞学的性格に基づく形式分析 : 3つの先行研究における音楽様式の解釈と音楽形式の分析の比較を通して
タイトル
タイトル A Formal Analysis Based on the Character of Rhetoric of J. F. Kleinknecht’s “Sei Sonate de Camera a Flauto Traversiere Solo e Cembalo o Violoncello” Op. 1 No. 6 1st Movement : Through Comparison of Musical Style Interpretation and Musical Form Analysis in Three Previous Studies
言語
言語 jpn
キーワード
主題 J. F. クラインクネヒト, 音楽修辞学, 「形式の修辞学的概念」, 多感様式, ギャラント様式
資源タイプ
資源タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.20675/0002000534
ID登録タイプ JaLC
アクセス権
アクセス権 open access
著者 栗原, 響子

× 栗原, 響子

ja 栗原, 響子

ja-Kana クリハラ, キョウコ

en Kurihara, Kyoko

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抄録
内容記述 18世紀中期のドイツは、バロック様式から新しい音楽様式へと移り変わる過渡期であり、対位法などのバロックの様式と、いわゆる前古典派の音楽様式と称される多感様式やギャラント様式などが混ざり合った時代である。それぞれの音楽様式 Stil——その時代に広く好まれた音楽の傾向——は、ドイツの各都市で互いに影響し合いながら発展した。
そのような過渡期にヤーコプ・フリードリヒ・クラインクネヒト Jakob Friedrich Kleinknecht(1722-1794)(以下クラインクネヒト)は、バイロイトで宮廷作曲家として活動した。先行研究では、彼の音楽をバロックの様式と前古典派の音楽様式の双方の影響を受けていると評価する。このことからも彼がこの時代の音楽を象徴する音楽家であると考えられるが、いずれの先行研究も指摘しているように、前古典派の音楽において取り上げられるべき作曲家でありながら、これまで注目されていなかった。
クラインクネヒトの初期の作品である《フルートとチェンバロまたはチェロのための6つの室内ソナタ》 Op. 1 Sei Sonate de Camera a Flauto Traversiere Solo e Cembalo o Violoncello(以下Op. 1)の第6番第1楽章は、各先行研究において音楽様式と音楽形式 Form——作品を構成する際の型——の解釈に相違が見られる。
分析を進めていくと、音楽様式の解釈の相違は、その定義が各先行研究で異なることが解釈の相違の要因であると考えられる。一方で、各先行研究の音楽様式に関する記述を整理するといずれも第1楽章に「情緒性」を見出していることが分かった。このことは、第1楽章が修辞学的性格を有していることを示唆させる。また、音楽形式の解釈の相違は、第1楽章を分析する視点が異なることに起因していると考えられる。この視点の違いも、第1楽章の修辞学的性格に着目することで明らかになる。
第1楽章に内在する修辞学的性格とは、バロック時代からの伝統である「情緒性」だけでなく、音楽学者であるマーク・エヴァン・ボンズ(1954-)が前古典派の時代により一層重視されたと述べる「形式の修辞学的概念」であると考えられる。なぜならば、18世紀を通して器楽それ自体が言語であるという思想が広く受け入れられたことで、バロック時代に隆盛を極めた音楽修辞学は、器楽作品にも用いられるようになり、器楽作品の音楽形式とより一層結びついたからである。「形式の修辞学的概念」を用いて第1楽章を分析すると、第1楽章におけるクラインクネヒトの生成的な側面と規範的な側面が明らかになる。そして、各先行研究がこの2つの側面のどちらか一方からの視点で分析を行なっていることが、解釈の相違につながったと考えられる。このことから、「形式の修辞学的概念」に基づいて第1楽章を分析することは、クラインクネヒトの Op. 1 第6番第1楽章の音楽形式を分析する新たな視点となり得るのではないだろうかという期待を生じさせる。そこで本研究ではこのような視点からOp. 1 第6番第1楽章の分析を試みる。
書誌情報 ja : 音楽研究 : 大学院研究年報
en : Ongaku Kenkyu : Journal of Graduate School, Kunitachi College of Music

巻 36, p. 235-251, 発行日 2024-03-29
出版者
出版者 国立音楽大学大学院
ISSN
収録物識別子 02894807
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Ver.1 2024-06-01 05:19:52.140721
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