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  1. 音楽研究 : 大学院研究年報
  2. 36

クロード・ドビュッシーの歌曲〈月の光〉第1稿(1882) : ヴェルレーヌによる「月の光に照らされた雅やかな宴」の音楽表現

https://doi.org/10.20675/0002000524
https://doi.org/10.20675/0002000524
dd2f7296-c3e2-4ee3-80d8-b792e378368a
名前 / ファイル ライセンス アクション
D36_067_Takatoku.pdf D36_067_Takatoku.pdf (1.9 MB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2024-06-01
タイトル
タイトル クロード・ドビュッシーの歌曲〈月の光〉第1稿(1882) : ヴェルレーヌによる「月の光に照らされた雅やかな宴」の音楽表現
タイトル
タイトル Claude Debussy’s Clair de lune (1st Version) (1882) : Musical Representations of Verlaine’s “Fêtes galantes in the Moonlight”
言語
言語 jpn
キーワード
主題 クロード・ドビュッシー, 月の光, 雅やかな宴, ポール・ヴェルレーヌ, アントワーヌ・ヴァトー
資源タイプ
資源タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.20675/0002000524
ID登録タイプ JaLC
アクセス権
アクセス権 open access
著者 高徳, 眞理

× 高徳, 眞理

ja 高徳, 眞理

ja-Kana タカトク, マリ

en Takatoku, Mari

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抄録
内容記述 本研究は、歌曲〈月の光Clair de lune〉第1稿(1882)を対象に、ポール・ヴェルレーヌPaul Verlaine(1844-1896) の詩「月の光Clair de lune」に謳われた「月の光に照らされた庭園で催される雅やかな宴」に対するクロード・ドビュッシーClaude Debussy(1862-1918)の音楽表現を検証することを目的とする。
詩「月の光」は18世紀ルイ王朝時代の貴族の宴を描いたヴァトーによる「雅宴画fêtes galantes」を題材にしている。ドビュッシーはこの詩に対して第1稿(1882)、第2稿(1891)と2度に亘って付曲しているが、第2稿に比べて第1稿の研究は殆ど進んでいない。1960年代に相次いで拠出された論文は、主にプロソディの観点から如何にドビュッシーが第2稿で成長を見せたかを検証する内容であり、第1稿は第2稿の比較対象としてのみ扱われ詳細な楽曲分析も行われていない。しかし「月の光」は、代表曲ピアノ曲〈月の光〉を持つ《ベルガマスク組曲》との関係も多くの研究者が認めるところであり、歌曲のみならず器楽曲においてもドビュッシーの創作に大きな影響を与えている重要な詩である。若きドビュッシーがこの詩に対してどのような音楽を付けたのかを検証することは、大変有意義であると言える。また、ドビュッシーは生涯に亘り多くの「月」「月の光」に関する楽曲を創作しており、ドビュッシーの「月」への音楽表現を知る上でも有効である。
検証の結果、第1稿は「月の光」と「雅やかな宴」の二つの要素を軸に作られていることが分かった。楽曲は舞台となる「雅やかな宴」を強く意識したメヌエットで構成されている。「月の光」はピアノ声部に現れる、16分休符と16分音符5つで構成されるリズムのモチーフで表現され、モチーフは詩の中の「月の光」の役割に合わせて変奏される。詩の前半でモチーフは和音の転回による下行形で現れる。これは天から「月の光」が下りてくる音画的表現と言えるが、楽曲冒頭では2拍目にアクセント、3拍目にナポリII度への進行でメヌエットの「踊り」の動きと連動しており、音画的表現とメヌエットを組み込んだ手法となっている。後半で「月の光」は幻想性を高める役割に変わり、それに合わせてモチーフは和音の構成音を少しずつ変化させながら上行し、響きの「ぼかし」を形成して夢のような雰囲気を醸し出す。この手法は後に歌曲〈噴水〉(1889)で夢のような「月の世界」への表現として同じように用いられており、ドビュッシーの「月」への表現の萌芽を見ることができる。
後年、ドビュッシーは音楽における「国民的な伝統」の理想を掲げるようになり、ヴァトーの絵画を引き合いに出して優雅で繊細な「フランス的」な芸術の素晴らしさを喧伝している。「月」あるいは「月の光」のテーマだけでなく、ドビュッシーは「雅やかな宴」の世界にも生涯に亘り執着を見せており、この二つの要素を併せ持つヴェルレーヌによる「月の光が照らす雅やかな宴」は、まさにドビュッシーが好んだ「フランス的」な光景そのものであったと言える。
このように歌曲〈月の光〉第1稿は、ドビュッシーの感性を知る大切な手掛かりであると共に「月の光」や「雅やかな宴」への音楽的な創意工夫や「ドビュッシーらしさ」の萌芽を確認することのできる重要な楽曲であると考えられる。
書誌情報 ja : 音楽研究 : 大学院研究年報
en : Ongaku Kenkyu : Journal of Graduate School, Kunitachi College of Music

巻 36, p. 67-83, 発行日 2024-03-29
出版者
出版者 国立音楽大学大学院
ISSN
収録物識別子 02894807
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Ver.1 2024-06-01 05:19:05.119212
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