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  1. 音楽研究 : 大学院研究年報
  2. 36

ベートーヴェン作品における三連符と付点音符の奏法に関する考察 : ピアノ・ソナタに焦点を当てて

https://doi.org/10.20675/0002000521
https://doi.org/10.20675/0002000521
5ceada3e-b5dd-4191-a8a5-d9024f5621f5
名前 / ファイル ライセンス アクション
D36_019_Kabata.pdf D36_019_Kabata.pdf (1.5 MB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2024-06-01
タイトル
タイトル ベートーヴェン作品における三連符と付点音符の奏法に関する考察 : ピアノ・ソナタに焦点を当てて
タイトル
タイトル On Playing Triplets and Dotted Notes in Beethoven’s Works : Focusing on His Piano Sonatas
言語
言語 jpn
キーワード
主題 ベートーヴェン, ピアノ・ソナタ, 付点, 三連符, 演奏法
資源タイプ
資源タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.20675/0002000521
ID登録タイプ JaLC
アクセス権
アクセス権 open access
著者 加畑, 奈美

× 加畑, 奈美

ja 加畑, 奈美

ja-Kana カバタ, ナミ

en Kabata, Nami

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抄録
内容記述 本論は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンLudwig van Beethoven(1770–1827)作品における、三連符と付点音符が上下の声部で同時に用いられる際の奏法について考察するものである。
バロック期において、三連符と付点音符が重ね合わせて用いられる場合に、付点のリズムを3:1の割合に分割するのではなく、三連符のリズムに合わせて2:1に分割するという習慣があったことは周知の事実である。その習慣は、フランツ・ペーター・シューベルトFranz Peter Schubert(1797–1828)やフレデリック・フランソワ・ショパンFrédéric François Chopin(1810–1849)にまで受け継がれたことが明らかとなっており、いまやバロック期のみのものという認識ではなくなっている。これを踏まえると、時期的に間に位置するベートーヴェンもまた、その習慣の中にいたと考える方が自然であり、ベートーヴェン作品にも、この習慣に則った奏法を採用すべきであるように思われる。しかし今日、ベートーヴェン作品は「記譜通り」の三連符と付点リズムがずれる形で演奏するのが一般的である。例えば、該当箇所が存在するベートーヴェン作品の様々な録音を聴くと、そのうちの多くがずらして演奏している。さらに、筆者自身が受けた実技レッスンでも「ベートーヴェン作品に関しては、ずらして演奏するように言われている」と教授されたことがあった。つまりベートーヴェン作品の当該箇所は、記譜通りずらして演奏するという奏法が伝承されてきていると言えるだろう。バロック期からロマン派まで受け継がれていた演奏習慣が、ベートーヴェン作品には当てはまらないということが本当にあるのだろうか。本論は、この疑問を出発点とし、ベートーヴェン作品における三連符と付点音符の奏法について考察することを目的とする。
具体的な調査方法は、以下の通りである。まず当該奏法に関しての概要を整理し、自筆譜の表記を確認する。そしてベートーヴェンの弟子カール・ツェルニーCarl Czerny(1791–1857)による《月光》ソナタに関する証言に触れる。さらに、当該箇所が存在するピアノ・ソナタを採り上げ、初版から現代のエディションまで幅広く比較検討することで、ベートーヴェンの意図を探り、かつ出版当時から現代に至るまでの奏法の変遷を追う。
以上を踏まえると、「ベートーヴェン作品は全てずらして演奏すべき」とは言えないことが明らかとなる。つまり演奏家たちはみな、これらを踏まえた上で、意思ある選択をすることが求められるのである。本研究は、これまで見過ごされてきた当該奏法に関して考察し、演奏方法を決定していくための一助となることが期待される。
書誌情報 ja : 音楽研究 : 大学院研究年報
en : Ongaku Kenkyu : Journal of Graduate School, Kunitachi College of Music

巻 36, p. 19-32, 発行日 2024-03-29
出版者
出版者 国立音楽大学大学院
ISSN
収録物識別子 02894807
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Ver.1 2024-06-01 05:18:50.042421
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