@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001908, author = {長谷川, 悦朗 and Hasegawa, Etsuro}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {ロルツィングが台本作家兼作曲家として完成させた18のオペラ作品群のうち、第六作目の「3幕の喜劇的オペラ」《二人の射手》(1837年初演)は、彼の最初の成功作にして出世作に相当する。このオペラは、フランス語喜劇を原作としているものの、ロルツィング本人の創作環境が少なからず反映している上、当時のライプツィヒにおける時局的要素も巧みに織り込まれている。また、オペラの諸ジャンルのなかでも演劇性の強い「シュピールオペラ」として位置づけられるように、無伴奏の演劇場面ばかりでなく、器楽伴奏のみならず同時に舞踊も伴う場面や、暗闇の中で展開する七重唱場面のようにスペクタクル性を兼ね備えた作品である。台本面では、氏名確認に代表されるアイデンティティの問題が重要な動因の一つであるが、それを克服し解決する単語として「心」が対置される点に作品としての真価が見出される。}, pages = {113--121}, title = {オペラにおけるアイデンティティの危機 : ロルツィングのオペラ《二人の射手》について}, volume = {51}, year = {2017}, yomi = {ハセガワ, エツロウ} }