@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001902, author = {安川, 智子 and Yasukawa, Tomoko}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {デュラン社刊の『ラモー全集』(1895-1924)は、総合監修者にサン=サーンスを置き、各巻の校訂責任者として著名な作曲家が名を連ねている。本稿はこの『ラモー全集』が刊行されるまでの経緯をたどり、そこに集合した関係者たちの特徴を明らかにすることによって、旧全集としての『ラモー全集』の意義と、フランスにおける古楽復興史においてこの全集が果たした役割を考察する。『ラモー全集』の刊行自体は、当初ナショナリズムの高まりのなかに位置づけられたが、実際の編集作業は、一次資料に基づく音楽学的な姿勢で行われた。しかしオペラ座でのオペラ上演を最終目標とした「実用譜」を同時に兼ねる必要から、今日ではその信頼性に疑問も呈されている。またオペラ座で復元された「音」は退屈さという新たな問題を突きつけた。古楽復興の諸問題は現在もなお議論の可能性を残している。}, pages = {43--52}, title = {サン=サーンス監修『ラモー全集』(デュラン社)再考 : 古楽復興史の文脈から}, volume = {51}, year = {2017}, yomi = {ヤスカワ, トモコ} }