@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001260, author = {久元, 祐子 and Hisamoto, Yuko}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {18世紀後半、鍵盤楽器は大きな転換期を迎えた。弦をはじくチェンバロから弦を打つピアノの時代に移り、打鍵による強弱の変化が可能になった。さらに製作家達は、繊細なニュアンスや多彩な音色の表出のため敏感に反応するアクションを開発し、変音装置にも様々な工夫と改良を重ねた。その後ピアノは次第に鋳鉄の割合を増し、堅牢さと安定性とパワーを獲得する方向に舵を切る。ハンマーは大きくなり、弦の張力は強まり、フレームは頑丈になる。その変遷の過程で生まれた個性的な楽器の数々は作曲家達のインスピレーションの源となり、作品のテクスチュア、演奏スタイルにも変化をもたらした。本稿は18世紀から19世紀前半に製作された鍵盤楽器を取り上げ、楽器と作品と演奏における密接な関連性について考察するとともに、現代のピアノ演奏において楽器の差異を乗り越えていかにその精神を甦らせることができるか、奏者の立場から論じた。, 12, KJ00009790330, 論文}, pages = {125--136}, title = {18世紀末から19世紀前半における初期ピアノの特性に関する一考察}, volume = {49}, year = {2015}, yomi = {ヒサモト, ユウコ} }