@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001259, author = {長谷川, 悦朗 and Hasegawa, Etsuro}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {アルベルト・ロルツィングの十四のオペラ作品群のうち、台本作家兼作曲家としての出世作に相当するオペラ《皇帝と船大工》(1837年初演)は、初演後ほどなくして人気作品となったためか、彼は少なからぬ手法やモティーフをその後に完成させる十のオペラにおいて反復使用することになる。全三幕とも幕開けと幕切れで「合唱」が活躍し、大団円の直前には合唱による集団舞踊が挿入されるのは、ドイツ語オペラの歴史記述においても先駆的試みに相当する。また、庶民による幸福賛歌と、国家機密を巡る思惑とが交錯する居酒屋での婚礼祝宴の場面に象徴されるように、身分違いの恋愛というモティーフも巧妙に描出されている。さらに、オペラについての自己参照的な台詞や歌詞が随所に頻出し、オペラ上演の自然らしさという観点からも、虚構と現実とがせめぎ合う緊張感から一息に解放される大団円は、観客をも解放する力学を発現するのである。, 11, KJ00009790329, 論文}, pages = {117--124}, title = {シュピールオペラにおける合唱 : ロルツィングのオペラ《皇帝と船大工》について}, volume = {49}, year = {2015}, yomi = {ハセガワ, エツロウ} }