@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001238, author = {古山, 和男 and Furuyama, Kazuo}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {映画音楽に貢献した自由主義者として知られるフランス6人組のジョルジュ・オーリックは、音楽によって映画の「エピソードをより的確に際立たせる」と評されている。ウィリアム・ワイラー監督の《ローマ人の休日(Roman Holiday)》において、映画が伝えるメッセージ、構成、場面、登場人物との関わりを注意深く考察するなら、確かに、彼の音楽は、古い国から来た王女が歴史的な軋轢の和解、友好と感謝のためにヨーロッパ各国を歴訪していることを伝えるエピソードを際立たせるように配慮されていることがわかる。そして、王女の音楽動機に用いられている16世紀の『マントヴァのバッロ』の旋律が、このヒロインは1953年のローマに戻って来た古代ユダヤ王族のベレニケであり、2000年の昔に滅亡した国からローマに連れて来られた彼女こそ、皇帝ティトゥスによって征服された国の民にとっての「望み」であることを物語っている。, 4, KJ00009244682, 論文}, pages = {35--46}, title = {ジョルジュ・オーリックの音楽による映画《ローマ人の休日》における「皇帝ティトゥスの慈悲」 : 擬装された国歌}, volume = {48}, year = {2014}, yomi = {フルヤマ, カズオ} }