@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001237, author = {沼口, 隆 and Numaguchi, Takashi}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {「ハンマークラヴィーア」の通称で知られるベートーヴェンのOp. 106は、自筆資料の大半が消失している上、作曲者自身が承認したふたつの初版が、ほぼ同時期にヴィーンとロンドンで出版されたことによって、テクストの確定がとりわけ困難な作品として知られている。本稿の目的は、イギリス初版を再検討することの意義を問うことにある。まず、作品の成立や、ふたつの初版に至る過程を整理する。この過程を踏まえると、資料批判の観点からすれば、ヴィーン初版により高い真純性が認められることが明らかとなる。しかし、作品の姿は、決して真純なテクストのみが決定できるものではない。後半では、その後のエディションや演奏の歴史において、むしろイギリス初版の方が大きな役割を担い、作品像に決定的な影響を及ぼした可能性を示し、その内容と影響を改めて検証することの意義を主張する。, 3, KJ00009244681, 論文}, pages = {25--33}, title = {ベートーヴェンのピアノ・ソナタOp. 106 「ハンマークラヴィーア」の2つの初版とイギリス初版の意義}, volume = {48}, year = {2014}, yomi = {ヌマグチ, タカシ} }