@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001227, author = {長谷川, 悦朗 and Hasegawa, Etsuro}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {オペラ《レギーナ》(1848年成立)はロルツィングが同時代に進行していた1848年3月革命という時事的出来事を題材に台本と楽曲の両方を創作した点で、彼が残した十数編のオペラ作品群という範疇にとどまらず、広く19世紀のオペラ作品という枠組においても特異な存在である。現実の革命の帰趨が決着していない時点で完成されたオペラにおいては革命勢力が優勢を保った状態で幕切れとなるが、あわや大惨事という窮地を救うのは受動的姿勢から一転して能動的行動に出るレギーナという女性である。彼女の自己解放には、男性原理のもとで破綻しかけた「革命」が女性原理の覚醒によって成功に導かれる道筋を読み取ることができる。筋展開の中で二度にわたって使用される松明と同様に、劇中の「革命」にも二面性という観点を適用することが可能であり、オペラ《レギーナ》は革命が肯定でも否定でもある両面価値を内包していることを認識させてくれるのである。, 10, KJ00008398464}, pages = {99--106}, title = {オペラ舞台上の「革命」 : ロルツィングのオペラ《レギーナ》について}, volume = {47}, year = {2013}, yomi = {ハセガワ, エツロウ} }