@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001223, author = {古山, 和男 and Furuyama, Kazuo}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {日本語の複合語において後部成素の語頭が濁る連濁は、フランス・バロック音楽の「ムーヴマン」の概念を援用すれば、その現象を統一原理で包括的に説明できる。2モーラを1拍とする拍節リズムに支配される日本語は、モーラの結合のあり方によって、拍頭から始まって拍内で減速する「負のムーヴマン」か、拍内で加速し拍を跨いで解決される「正のムーヴマン」のどちらかが選択される。拍前で切れるアーティキュレーションである前者は拍頭と拍尾の音の関係が拍内で「急緩」の「短長」、後者は「緩急」の「長短」になる不均等なイネガール音符となる。「負のムーヴマン」においてはその拍頭に、「正のムーヴマン」では濁音に先行する拍裏に後部成素の語頭が来るとき、その音は非連濁になる。ムーヴマンの「正負」の選択は、複合語の音韻条件によってなされるが、その条件が中立的な場合は、語の意味や脈絡によるアーティキュレーションで決まる。, 6, KJ00008398460}, pages = {53--64}, title = {日本語における連濁の原理 : 音楽の拍節理論による日本語アーティキュレーションの音韻論的考察}, volume = {47}, year = {2013}, yomi = {フルヤマ, カズオ} }