@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001169, author = {加藤, 一郎 and Kato, Ichiro}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {初期ロマン派の時代にピアノの大家として活躍したF.ショパンの音楽には、バロック及び前古典派の音楽言語からの影響が見られる。そうした影響はポリフォニックなスタイル、ベル・カント及び装飾法等に顕著である。本稿では、その中からスティル・ブリゼ(Style brise)の技法に焦点を当て、ショパンによるこの技法のピアノ音楽への応用を通して、ショパンの音楽がバロックの音楽から受けた影響について考察した。スティル・ブリゼとは、17世紀にフランスのリュート音楽の分野に起こった分散奏法のことであるが、それを同時代のフランスのクラヴサン奏者やJ.S.バッハに至るドイツの音楽家が主に鍵盤音楽の分野に取り入れた。優美で即興的な趣味に富むこの技法を、ショパンは先ず旋律の中の和声音を保続する基本的な方法として用い、オクターヴの分散化や、高度な対位法との融合等の方法でピアノ技法に様式化した。, 3, KJ00005200039}, pages = {25--36}, title = {ショパンとバロックの精神 : スティル・ブリゼの応用を通して}, volume = {43}, year = {2009}, yomi = {カトウ, イチロウ} }