@article{oai:kunion.repo.nii.ac.jp:00001126, author = {松岡, 新一郎 and Matsuoka, Shinichiro}, journal = {研究紀要, Kunitachi College of Music journal}, month = {Mar}, note = {ルネッサンスの一点透視図法を単に二次元の画面上に三次元空間の錯視を与え、事物を規則的に縮小するための技術的な工夫として扱うことを拒むパノフスキーは、人の主観的印象に忠実であろうとした古代の透視図法と対比しつつ、近代以降の透視図法をカントの批判哲学にも似た、芸術の性質に対する反省的意識の到来であり、現実の対象の模倣というよりむしろ構築的なものとみなす。ユベール・ダミッシュもまた、透視図法は視覚表象の舞台装置を組織するだけでなく、芸術とその歴史を思考する方法をも組織するパラダイムに他ならないが故に、その展開を完全に歴史の対象とはできないとする。15世紀末においてすでに、透視図法は半ば哲学,半ば幾何学とみなされていたのである。, 8, KJ00004129339}, pages = {71--79}, title = {透視図法と歴史}, volume = {40}, year = {2006}, yomi = {マツオカ, シンイチロウ} }