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楽曲分析:アルバン・ベルク《私の両眼を閉じて下さい》(1925年作曲) : 和声の観点を中心に
https://kunion.repo.nii.ac.jp/records/479
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Item type | [ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2017-02-22 | |||||
タイトル | ||||||
言語 | ja | |||||
タイトル | 楽曲分析:アルバン・ベルク《私の両眼を閉じて下さい》(1925年作曲) : 和声の観点を中心に | |||||
タイトル | ||||||
言語 | en | |||||
タイトル | Analyse von Alban Bergs "Schliesse mir die Augen beide" (1925) : Aus dem harmonischen Gesichtspunkt hauptsachlich | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
雑誌書誌ID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN00034564 | |||||
論文名よみ | ||||||
タイトル | ガッキョク ブンセキ アルバン ベルク ワタクシ ノ リョウメ オ トジテ クダサイ 1925ネン サッキョク ワセイ ノ カンテン オ チュウシン ニ | |||||
著者 |
今野, 哲也
× 今野, 哲也× Konno, Tetsuya |
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著者所属(日) | ||||||
国立音楽大学音楽研究科 | ||||||
抄録(日) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 本稿は、アルバン・ベルク(Alban Berg 1885-1935)の《私の両目を閉じて下さいSchliesse mir die Augen beide》(1925年、以下「歌曲II」)を対象として、主に和声の観点からの分析を試み、初期の無調性作品の和音を捉えるための1つの方法を提案する事を目的とする。その方法とは、現在筆者が試みている「シンボル・アコード Symbols Akkord」である。シンボル・アコードは、和音の基準となる「基音 fundamentale Note」を設定し、それと同時関係を成す音程に応じて、数字、(ドイツ語)アルファベットを用いた「インターヴァル・シンボル Intervalls Symbol」を組み合わせて表記される。歌曲IIはベルクにとって最初の12音技法を用いた作品である事からも、その先行研究は音列を観点としたものが中心であるように思われる。しかし、この歌曲の持つ美しい和音のひびきを聴くに及び、それを自分自身の方法で研究してみたいと考えた事がこの作品を対象とした理由である。ベルクは、シュトルム(Theodor Storm 1817-1888)の同じ詩を用いて1907年にも歌曲を書いているが、この年は後に妻となるヘレーネ・ナホヴスキー(Helene Nahowski 1885-1976)と出会った翌年である。また、歌曲IIを書いた1925年は、不倫関係にあった事でも有名なハンナ・フックス・(Hanna Fuchs-Robettin 1896-1964)と出会った年である。この事からも、この詩は彼にとって象徴的な意味を持つ作品であるものと推測される。また1925年は《抒情組曲Lyrische Suite》の作曲が開始された年でもある。《抒情組曲》と歌曲IIでは同じ原型音列が用いられるが、その開始音は"Fucks"の [f]、終結音は"Hanna"の[h]である事からも、両者共ハンナへの愛情が表現されているものと推測される。 ところで、歌曲IIの中には2つの12音和音を見出す事ができる。最初のものは、詩の構造上、かつ楽曲構造上のほぼ中間に置かれており、原型音列を[12]番から逆行の形で累積したものが構成音となっている。もう一方は終結和音であり、楽曲中唯一用いられるU3の音列を[7]番から累積したものが構成音となる。両者の基音に注目すると、前者は [H]、後者は[F]となる。つまり、これらの基音も"Hanna"、あるいは"Fucks" の頭文字となっているのである。シンボル・アコードの方法には様々な問題点が含まれる事も否定できない。しかし、12音技法によって作曲された作品を対象に、和声の観点から研究が試みられている文献は決して多いとは言えない。その意味でも本研究は意義のあるものと考えている。 | |||||
書誌情報 |
音楽研究 : 大学院研究年報 巻 23, p. 79-94, 発行日 2011-03-31 |
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表示順 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 6 | |||||
アクセション番号 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | KJ00006976839 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 02894807 |